中古と新品の違い
ポータブルトラックスケールはトラック過積載対策や運搬・建築・農作業用車輌などの不定期・臨時の計量、産業廃棄物・スクラップ・廃材の引き取り・受け渡しの計量などさまざまな用途で利用されます。
貨物積載済みトラック重量を計量する代表的な手段としてはトラックスケール(台貫または看貫とも呼ばれます)があります。この場合、わざわざトラックスケール設置場所までトラックで行く必要がありますが、この移動の間に過積載をしてしまう可能性があります。
そこでポータブルトラックスケールの出番になります。簡単に持ち運び可能で保管スペースもほとんど要らないため非常に便利です。今回はそんなポータブルトラックスケールを中古でお得に購入することについて、新品との違いに注目して紹介します。
1.中古のポータブルトラックスケールとは
中古のポータブルトラックスケールはほとんどの場合、元の使用者が新機種への買い替えるとき、または事業の解散・精算を行われるときに市場に持ち込まれます。
中古のポータブルトラックスケールを購入するメリットは、とにかく割安に購入できることです。機種や状態にもよりますがおおよそ新品価格の30~60%程度の価格で購入することができます。
デメリットとしてはまず、自分用にカスタマイズできないことが挙げられます。ポータブルトラックスケールの計量方法の仕様(走行計量に対応するか否か)は出荷時に確定されますが、中古品の場合は基本的にこれを指定できません。
また、大前提として中古のポータブルトラックスケールの流通量は極めて少なくなかなか出会うことができません。もしいい中古品を発見できたときは、優先度高く検討を行うようにしましょう。
2.中古のポータブルトラックスケールの購入先
中古のポータブルトラックスケールは以下の購入先から購入することができます。
2-1.購入先候補:メーカー
自社製品をメンテナンス、オーバーホールして再販売します。
- レンタル品を中古品として再生させる
- 修理を元の持ち主が放棄された在庫を中古品として再生させる
- 何らかの理由で購入予定者へ納品されなかったものを中古品として再生させる
といったケースがあります。
メーカー発の商品となりますので、中古といえども保証はしっかりしていることが多く信頼性は高いです。また、購入者のために仕様変更、カスタマイズに応じてくれるメーカーもあります。
ただ、ほぼ新品といえるレベルまで整備メンテナンスされるため、価格面の割安感はもっとも感じにくくなります。
2-2.購入先候補:仲介業者
ポータブルトラックスケールの買取を積極的に行い中古として販売する業者です。買取状況に左右されるため、資産整理が進む年末、年度末などに在庫状況がやや改善される傾向があります。
複数メーカーの中古品が取り扱われているので、人気の機種はどれか、各機種の相場はどのように違うのか、付属品の確保や維持管理の観点から総合的に自分にあった機種はどれか、といった点を比較検討できることがとても大きなメリットです。
一方整備メンテナンスレベルや業者によりさまざまですので、購入者は受渡や保証の条件といった売買契約、商品の状態をしっかりと見極める必要があります。
2-3.購入先候補:オークション
極稀にヤフーオークションなどのオークションサイトでポータブルトラックスケールが出品されることもあります。
最大のメリットは圧倒的な安さです。新品価格の10~20分の1の価格で素晴らしい掘り出しものが見つかる可能性があります。通常200万円以上するポータブルトラックスケールが数万~数十万円の驚くべき安さ購入可能となります。
ただ、整備メンテナンスなし、保証なしの購入者自己責任のものがほとんどとなります。ポータブルトラックスケールに関して一定の知識のある方、ご自身でポータブルトラックスケールの修理・調整が行える方でなければリスクの高い購入方法といえます。
購入先 | メリット | デメリット | 価格 |
---|---|---|---|
メーカー |
|
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高 |
仲介業者 |
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中 |
オークション |
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低 |
3.中古と新品の違いのまとめ
ポータブルトラックスケールの中古を購入することについて説明しました。非常に高価な商品となるため中古購入の選択肢はあって当然です。ただ、中古品の流通量そのものが非常に少ないため、いざ購入しようとした際によい機種に出会うことは難しいのが現状でしょう。
中古購入検討時にお役立ていただければと思います。
当店では、お客様お一人、お一人のトラックスケールについてのご要望・ご質問に誠意を持って対応させて頂きます。
まずは、お電話/メールより気兼ねなく御見積依頼・お問い合せくださいませ。